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2005年04月06日
映画「ホワイト・ライズ」
最近よく拝見させて頂いている、「 日々の記録と、コラムみたいなもの 」さんで、随分前に紹介されていた映画。
日々の記録と、コラムみたいなもの:銀座で映画を観る
恋人がある日突然消えてしまった理由も、ふたりがその後会えなくなってしまった理由も、観る側が納得出来るように、とても丁寧に説明されている。
彼らに絡んで来る脇役たちの登場の仕方や心理描写も細かく描かれ、小物の使い方も効果的で、本当に"良く出来た作品"といった印象だった。
この映画、こちらでは、やっと今頃観ることができた。
嘘を軸にした、サスペンス仕立てのラブストーリーってところ。
これも、ちょっと小粒だけど、moco fleeks さんの感想通り、ほんと良く出来た作品。
但し、松山では、平日２回上映。レイトショーも週末のみ。
これじゃ「動員」増えないよ…。
私、途中で頭痛（睡眠不足のせい？）になるわ、トイレに行きたくなるわ、最低のコンディションだったけど、でも最後まで抜けられなかったから、この映画の緊張感、結構凄いと思ったよ。（どういう理屈やねん？）
オープニング。めっちゃカッコ良い。
まぁ、Web や テレビでもよく見かける雰囲気の、細く切った画像を重ねて移動させるタイプのワイプだけど、やっぱ大画面で観ると壮観だね。
音楽もセンスいいし。
【 goo 映画の紹介文 】
ホワイト・ライズ - goo 映画
広告会社で働くマシュー（ジョシュ・ハートネット）は、婚約者との結婚を控え、故郷のシカゴへ戻ってきた。
そんなマシューの目に飛び込んだのは、２年前に突然姿を消した元恋人、リサ（ダイアン・クルーガー）の姿。かつてないほどに愛した女性の面影が頭から離れないマシューは、出張を取りやめてリサの行方を捜し始める。
やがてマシューはあるアパートの一室にたどり着くが、住人はリサと同じ名前を持つ別人（ローズ・バーン）だった。
落胆するマシューだが、彼女には大きな秘密と嘘が隠されていた…。
【以下、ネタバレあり】
ベタな感じの出逢いも、いい雰囲気の演出。
「もうつけなくてよくなるでしょ？」なんて、オシャレだし。
けど、この出逢いの前後も、ちゃんと伏線になってるしね。
抱き合うシーンの味付けは、かなり違和感があって笑いそうになったけど、そっちがメインの映画じゃないから、あれはあれで軽く「流してる」のかも。（笑）
過去と現在を行ったり来たりするタイプの編集も、破綻せずによく出来てる。
セリフなんかも、単純に「説明」ばっかじゃないから、脚本も相当練ってる感じだし。
ラストの空港シーンでは、「全部」決着するし。
私は、実は、この時点で、「あの人」の存在を忘れてて、思わずビクっとしちゃったけど。（苦笑）
でも、ほんと「決着」付けなきゃいけなかったもの、ね。
マシュー（ジョシュ・ハートネット）
かなり男前！
男の目から見ても、ほんと感じいい。
日本でも、もっともっと人気が出てもおかしくないのにね。
「パール・ハーバー」の頃に比べて、断然いい。（まぁ、あれは「お話」が死んでたから、ね。 笑）
にしても、こいつ「不法侵入」しまくり。おまけに仕事もサボりまくり。（爆）
なので、一応常識人な自分は、完全には感情移入できなかったんだけど。（って、それ言ったら、この映画「成立」しませんからっ！！）
リサ役が、ダイアン・クルーガー
こちらもまた、今までで一番いい。この間観た「ナショナル・〜」での印象の薄さがウソみたい。
ウェーブしたブロンドの髪の時が、ほんといい感じで、あんな人が居たら、惚れるよ。（苦笑）
今までは、目のキツさばかりが印象に残ってるんだけど、今回は、その眼も魅力的に見えるから不思議だ。
何か、この先、大化けすると、ニコールキッドマンみたいになるかも、なんて。（爆）
あ、既に、「トロイ」でブラピの相手役ってだけでも、結構凄い経歴なんだけど。
黒い髪の女アレックス（ローズ・バーン）。
ちょっと可哀想。
実は、出逢うタイミングが違っていたら、あんな悲劇にはならなかったかも。
ほんと、諸悪の根元はこの人の…、だもの、ね。
けど、結構「怖さ」バクハツで、熱演だ。
でも、まぁ、みんな嘘はいかんよ。って話しだ。（笑）
例えば、浮気するなら …、っていうの、よく言うけど、それにも少しは真実があるよ。
嘘をつき通すのは、ほんと難しいし。（嘘に嘘を重ねていかなきゃいけなくなるから、ね。）
けど、みんな、ギリギリの所で、完璧じゃないのが、この映画の「救い」だね。
傷付けたり、傷付けられたりしたことの、報いもあるっていうものだ。
「彼」に関しては、小物類で、住人を当てるって凄いかも。
まぁ「サイズ」や「匂い」の記憶って確かにあるんだけど…。
結局、私から見て、一番可哀想だったのは、「彼」の友達ルーク（マシュー・リラード）だよ。最後「○時の約束」をさっさと伝えなかったのは、まぁイジワルだったとしても、それ以外では彼は全然悪くないじゃん。ほんと被害者。
でも結果的には、「おんなは怖い」っていう、いい勉強になったかもね。（爆）
あと、彼の婚約者レベッカ（ジェシカ・パレ）も、「何だそれ？」って感じのラストを喰らうけど、まぁ、こちらはよくある（？）パターンだから。
もっといい男、見つけなよ！、って感じだ。
投稿者 savabigi : 2005年04月06日 12:52 | [ 映画・テレビ ]
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ＤＶＤで、出演：ジョシュ・ハートネット/ダイアン・クルーガー/ローズ・バーン/マシュー・リラード/
クリストファー・カズンズ/ジェシカ・パレ/ヴラスタ・ヴラナ... [続きを読む]
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コメント
『日々の記録と、コラムみたいなもの』管理人のmoco fleeksです。
TBありがとうございました。
Blogの中でもご紹介をして頂き、光栄です。
面白いのに集客出来ない映画って、「何とか大勢の人に観てもらいたい！」という気持ちになります。
1人でも多くの人に面白い映画を楽しんでもらうために、地味に活動して行きます。
これからもよろしくお願いします。
投稿者 moco fleeks : 2005年04月07日 00:42
moco fleeks さん、こんばんは。
コメントどうもありがとうございます。
ほんと、いつも、moco fleeks さんの映画感想、楽しみに読ませて頂いています。
「地方」では、遅れて公開される物もあったりするので、少し前のエントリーなども参考にさせて頂く事も多いんですよ。
今後とも、切れのある感想文を期待しております。
m(_ _)m
投稿者 ココの管理人 : 2005年04月07日 21:38