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2004年07月11日

ビデオ「アモーレス・ペロス」

以前の記事 にトラックバックをくださった、kiku さんのページ で「21グラム」と比較されていた、「アモーレス・ペロス」を借りてみた。

一言で言えば、愛すれど哀し、の世界。
欲望と喪失。裏切り。人間の業。失望。激しくて辛い映画だ。

Amazon.co.jp: DVD: アモーレス・ペロス

2000年度のカンヌ国際映画祭批評家週間グランプリや、東京国際映画祭グランプリおよび監督賞など多数の受賞歴に輝く、新世代のアレハンドロ・ゴンザレス監督によるメキシコ映画。
強盗の兄の妻を愛してしまった弟、交通事故で足を切断しなければならなくなったモデル、そして元大学教授でありながら殺し屋にまでおちぶれた老人と、メキシコ・シティを舞台にした狂おしい愛の悲劇が3話のオムニバス構成で描かれていく。
ただしこの3つのエピソード、じつは犬を媒介として巧みに絡み合っているあたりがおもしろい。また、ワイルドなスピード感や細かく切り刻まれたカッティングの妙といった映像処理などに、従来のメキシコ映画にはなかった新しさがうかがえる。(的田也寸志)

映画瓦版 」さんによると、原題は『犬のような愛』という意味だそう。

「犬を媒介として巧みに絡み合っている」と同時に、冒頭の車のクラッシュシーンを介しても、3つのエピソードは、ちゃんと繋がっている。

「21グラム」における、時間軸をバラバラにして緻密に組み立てるような構成手法は、確かにこの映画の頃から既に始まっていた、この監督ならではのお得意の手法なのだろう。
この映画の方は、形として3部構成の様に見せている為、バラバラさや、それ故の途中までの難しさは、「21グラム」の方が上かも知れない。

しかし、実際、映画としてのスピード感を問われれば、こちらの映画の方が上だと思う。
私などから見れば、見知らぬ役者ばかりのこの映画、しかも、家庭用ビデオという、(いつでも止められるという点において)あまり集中できなくても当然とも言える環境でも、最後までグイグイ引き込まれるというのも凄い。

但し、ここに描かれているのは、ヘビーでエグいものが大半だ。
特に、犬好きの方は、何度も目をそむけたくなる映像が多いと思う(実際、私もお世辞にも「好きな映像」とは言い難い場面が多数あった。)

しかし、ある意味、「現実」の厳しさを、それだけ辛辣に描いているとも言えるわけで、その点において、多くの方にお薦めは出来ないが、このエグさに耐えられる方には、一見の価値がある映画だとは思う。

不倫に走った中年男が自宅に電話した時、無言なのに、「あなた?」と言い当てる妻の鋭さや、殺し屋が思いの丈を留守電に吹き込むシーンの何と切ないことか。

映画瓦版:アモーレス・ペロス

殺し屋の「愛している」という言葉が相手に届かなかったことが、この映画に描かれた愛のすべてを象徴している。どんなに心から相手を愛していても、その想いが相手に伝わらない。

私には、その「実りのない愛」の背景には、「裏切った者には、必ず報いがある」という事の「結果」なのだというメッセージが強く伝わってきた。

投稿者 savabigi : 02:17 [ 映画・テレビ ] | コメント (0) | トラックバック | ↑↑↑

2004年07月09日

映画「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」

普通に面白い。良質なエンターテイメント作品というところ。
「コア」なファンの方には物足りないかも知れないけど、小学校高学年以上の家族連れや、カップルなど、多くの方にお薦めできる映画。(映像だけなら小さい子でも愉しめると思うけど、ストーリーは意外に複雑になっていくので…。)

【 goo 映画の紹介文 】

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人-goo 映画

ホグワーツ魔法学校の新学期。街では危険な脱獄囚シリウス・ブラックの話題で持ちきりだった。
噂によると、ブラックはハリーの両親をヴォルデモード卿に引き渡し、死に追いやった張本人。そして、今度はハリーの行方を追っている。
ダンブルドア校長は、アズカバン牢獄の看守、ディメンダーを見張りに立てるが、彼らの闇の力はハリーにも影響を及ぼしていた。
新任教師ルーピンから、魔力に対する防衛術を学んだハリーだが、ブラックの影はすぐそこまで近づいていた。

【 以下、ネタばれあり 】

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投稿者 savabigi : 23:34 [ 映画・テレビ ] | コメント (6) | トラックバック | ↑↑↑

2004年07月07日

「油切」てて

油切烏龍どう見ても対抗商品ですよねぇ…。
にしても、他社が緑茶系で対抗してるのに対して、「烏龍茶」というのがミソでしょう。

元々、「ヘルシア…」の方も、コンビニのみの販売で、スーパー等では買えないんですけど、この「油切烏龍」も同様なのかな?
でも、まだまだ愛媛のコンビニでは、両方とも置いてある店は少ないかも知れません。

味は、激シブです。苦いくらい。

さて、どちらが生き残る(大袈裟)でしょうかね〜?

投稿者 savabigi : 14:25 [ 日記・コラム・つぶやき ] | コメント (2) | トラックバック | ↑↑↑

2004年07月04日

スタイルシートで背景透過

cssのお話 に、さらにもう少し追記です。

実は、「伊豆の登り子 」さんの記事では、

伊豆の登り子: 記事タイトルの装飾

記事そのものも、もう少し工夫の余地はあるのですが、背景画像の下半分をもっと白く飛ばしてしまえばいいかな。

と書かれてたんですね。
実際には、私なんかから見せて頂くと、つーとん さんのブログは、大変美しい写真が、しかも綺麗にグラデーションされていて素敵だなぁ、と思うのですが、ご本人さんは更に美しくされたいとご希望なのでしょう。

で、今日コメントのお返事を書こうとした時に、ふと「クマのひとりごと 」さんのところに、

クマのひとりごと: 倉木麻衣のウェブログ

本文の背景がトランスルーセントになっているのが気になったのでスタイルシートを拝見しましたが、containerに「filter:alpha(opacity=85);」を追加すれば良いんですね。 ※Operaでは無視されちゃいます。

という記事があったのを、さっき思い出してしまいました。
それで「もう少し詳しい記事は無いか」と多少検索もしてみて、「TAG Index:スタイルシート/フィルタ/半透明のグラデーションをかける」辺りも参考にしてみると、つーとん さんの場合、「http://twoton.way-nifty.com/weblog/mystyles.css」ファイルの「#center」のところ辺りを、

#center {
filter: alpha(style=0, opacity=70);
float: left;
width: 501px;
background-color: #FFFFFF;
background-image: url(http://twoton.way-nifty.com/weblog/image/center.jpg);
background-position: left top;
background-repeat: no-repeat;
overflow: hidden;
}

というふうに変更されると今以上に「透過」した感じになるかも知れないなぁ、と思ったのです。(2行目を追記してあります。opacity=70 の数字を小さくすると、より「白っぽく」出来ますが、文字まで薄くなるので、あまり意味がありません。)

あ、但し、

TAG Index:スタイルシート/フィルタ/フィルタのサンプル一覧

※未対応のブラウザでは、レイアウトが乱れる場合があります。

との事ですから、当然ですが、いろいろ充分にテストをされてから適応された方が良いのは言うまでもありませんので、念のため。(実際、中央部分だけ白っぽくてもあまり美しくもないかも知れないですし。)

それから、今日の記事は、あくまで、私自身が、将来的にデザインの変更をしたい場合などの「備忘録」代わりに書いてみた物ですので、誤解されませぬようお願い致します。(つまり、押しつけるような気は全くありません、という事です。)

投稿者 savabigi : 02:45 [ ウェブログ・ココログ関連 ] | コメント (2) | トラックバック | ↑↑↑

2004年07月03日

映画「25時」

2003年・アメリカ映画、これも都会では、年明けから公開だったようだが、愛媛ではやっと観ることができた。

追いつめられた男、行き止まりの哀しみ、人生の後悔はわかる。
けれど、私としては、イマイチ感情移入もできず、消化不良気味のまま観終わった。

【 goo 映画の紹介文 】

25時 - goo 映画

麻薬ディーラー、モンティ(エドワード・ノートン)は、密告され逮捕された。収監まで、残り25時間。
モンティはまず母校を訪ね、高校教師をする親友ジェイコブ(フィリップ・シーモア・ホフマン)に、最後の夜のパーティに来るよう念押しする。
アパートでは恋人ナチュレル(ロザリオ・ドースン)が待っているが、モンティは内心、密告者は彼女では? と疑っていた。
もうひとりの親友フランク(バリー・ペッパー)は、モンティが迎える地獄のような刑務所生活を思い、やりきれない。
そして、朝がやってくる。モンティは友人たちに最後の願いを託し、迎えに来た父親(ブライアン・コックス)の車に乗り込んだ。

【 以下、ネタばれあり 】

続きを読む "映画「25時」"

投稿者 savabigi : 03:21 [ 映画・テレビ ] | コメント (0) | ↑↑↑

2004年07月01日

css ファイルの切り替え

随分前だが、3月11日の記事 に、「伊豆の登り子: 記事タイトルの装飾 」さんからコメントとトラックバックを頂いていた。
ありがとうございました。m(_ _)m

しかも、その内容が、私の記事を参考にしていただけたとの事で、とても光栄だと思う。

ただ、これに関して、私の方は、追加記事をまだ書いていなかったが、実は少しだけ進歩(?)しているので、折角だから記事に残しておこう。

まず、当時、mac の Netscape で文字が見えなくなるという問題点があった。
その後、この mac の「クラシック環境」に於いては、IE でもこの問題がある事が判明した。

それで、回避策として、現在この「無責任 Memo」では、JavaScript で、css を切り替える方法に変更してある。
これによって、上記の問題がある環境では、「影付き文字」を適応しないかわりに、文字が見えなくなるという事も無いようにしてある。

「無責任 Memo」で読み込まれる css ファイルは、

1.ココログオリジナル
http://savabigi.air-nifty.com/beginner/styles.css

2.自分がカスタマイズしたファイル(影付き文字じゃないもの)
http://savabigi.air-nifty.com/beginner/styles-six-s.css

3.Windows 環境の時だけ影付き文字を実現させるファイル
http://savabigi.air-nifty.com/beginner/styles-win-s.css

の3種類。

そして、JavaScript は、

<script type="text/javascript">
<!--
if (navigator.platform == "Win32") {
document.write("<link rel=\"stylesheet\" href=\"http://savabigi.air-nifty.com/beginner/styles-win-s.css\" type=\"text/css\" />");
} else {
document.write("");
}
// -->
</script>

と、最も簡単な部類の記述にとどめてある。
この状態で、IE4 〜 IE6 までと、mac で、エラー無く動作する事を確認している。(実際に「影付き」が実現されるのはWindows の IE5系 と IE6系 のみ。)

そして、記述場所は、上記2の css ファイルを読み込ませる部分の直後にした方が良いと思われる。(ここでは、左サイドバーのカウンターの下辺りにしてあるので、ソースを読まれる方はご参考まで。)

注1.)
本来、css ファイルを読み込ませる記述は、<head> 〜 </head> 間に書くべきであるが、ココログベーシックでは、その部分が変更できない為、やむを得ずサイドバー部分に記述してある。

注2.)
上記引用欄内4行目の、http://savabigi.air-nifty.com/beginner/styles-win-s.css の部分は、当然それぞれの方の環境に応じて、css ファイルへのフルパスを指定してください。

注3.)
さらに、5行目と6行目(つまり else の行と、そのすぐ下の行)は無くてもよいと思う。一応、将来的に判別条件を追加する際に使用できるように冗長性を持たせて、そのまま置いてあるだけなので。

尚、ネットで検索すれば、さらに mac のサファリ用に別ファイルを用意するといった手法も可能だと思われるが、現在私の手元には サファリが動く環境も無いし、どんどん重くなるだけなので、そこまでは対応していない。

◆追記(2004/07/03 03:52)◆
念のため、注意書き部分を追記しました。

投稿者 savabigi : 04:22 [ ウェブログ・ココログ関連 ] | コメント (2) | トラックバック | ↑↑↑