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2004年06月17日
映画「恋愛適齢期」
もう随分前の記事 にトラックバックを頂いていた、ミターンさんの「しゃべり場」の中で、「人気のある記事」に、この映画のレビューがあった。
この映画、私も実は四月ぐらいに観ていたのに、筆無精のせいで、書かずじまいになるところだった事を思い出した。
ミターンのしゃべり場 | 恋愛適齢期
「おっさんとおばはんの恋愛ストーリー」っていうと誰も魅力的に思わないと思うけど、いや実は全然そうじゃないのよ。
でもそうとも言えるのよ。
誰にでも普遍的であって魅力的、素敵な素敵なラブストーリーなのです。
う〜ん、そうでしたねぇ。
乱暴に言ってしまえば三角関係のお話なんだけど、この映画は素直に面白かった。
ある意味、リッチでおしゃれな、おとぎ話風のラブ・コメディーとでも言うのかな。
まず、何といってもテンポがいい（脚本がうまい）。ドラッグストアでのやりとりなんて絶妙だし。
ハリー（ジャック・ニコルソン）とエリカ（ダイアン・キートン）が海岸を散歩したり、座って話したりする場面も素敵過ぎ。本当に絵になる。
当然、この二人、演技の方も、肩の力が抜けたように自然で素晴らしくて、それに、はじけるところではキッチリ爆笑させてくれるし。
【 以下ネタばれあり 】
一方、キアヌ・リーブスも流石にいい男だけに充分素敵なんだけど、今回は大物二人との共演で、ほんのちょっとだけ影が薄かったかも。
そして、唯一映画としての難点をいえば、ハリーが「一人だけを愛する方法がわからないんだ」なんて足踏みしちゃってるところあたりの流れがちょっとだけダレた事かな。 でも、微妙な気持ちのすれ違いなんかは、映画全体としては、ほろ苦いエッセンスだったりもするんだけどね。
私、実は見終わった直後は、何故あちらと別れるのか微妙だ、なんて思ってたけど、でも今思うと、あのラストには納得してきた。
本当にうまくいく相手とは、バイアグラなんて……！！（爆） そして、そんな相性の良さは、相手も当然感じていただろうから。
あ、この バイアグラや、めがね、パソコンとか、あとちょっと怖いところでは心臓病なんかの話も、コメディーだけに結構軽めに描いてて、おしゃれなんだなぁ〜。
そうそう、エリカの娘マリン（アマンダ・ピート）は、よく「解ってた」よね。（パリの結果予想まで見抜いていたかも？）
それから、この映画、原題は Something's Gotta Give となってる。何でこれを邦題にすると「恋愛適齢期」になるのか、よ〜わからんって感じだ。
もうちょっと違う邦題だったら、日本でも、もっともっとヒットしたかもしれないのにね。
という事で、爆笑できるコメディーなのだけれど、途中には ほろ苦い切なさもちゃんとあって、じわっと感動出来る良い映画です。
（私も時々勘違いしそうになるけど）「泣き」が全てでは無い。ビデオが出たら是非！
投稿者 savabigi : 2004年06月17日 23:18 | [ 映画・テレビ ]
コメント
どうもこんばんわー（●＾o＾●）ノ
TB＆ご紹介どうもありがとうございます☆感激だわ〜。
良かったぁ、この作品。DVD出たら何回も観ちゃいそうです。砂浜のシーンとかスーパーマーケットのシーンとか確かにおしゃれでしたね。「粋」なんですよね、あらゆるシーンが。ダイアンキートンがドレスアップしてキアヌとデートに出かけるシーンでジャック・ニコルソンが口開けて驚く表情の時なんて、多分観客全員と同化しちゃってるし、ほんと監督の小憎らしいほどの仕掛けにはまりまくりでしたよ。一つの仕草や表情、会話すべてに恋のエッセンスが詰まってて、思い出すとなんだかとっても幸せになれちゃうような。。。そんな作品だったなー。こういうのってたくさん観たいです。(^^♪
投稿者 ミターン : 2004年06月19日 02:19
＞それから、この映画、原題は Something's Gotta Give となってる。何でこれを邦題にすると「恋愛適齢期」になるのか、よ〜わからんって感じだ
私も気になって、以前、ALTに聞いたんですが、慣用句で、「反対意見の人たちが少しづつ合意していく」っていう意味らしいですよね。映画の内容とはあってるけど、確かに「恋愛適齢期」ではないような・・・（笑）。「恋愛小説家」と、関連づけたかったのもあるんでしょうが、「恋愛適齢期」って、逆説的で、上手な邦題だと思います。安易に「サムシング・ガッタ・ギブ」とかつけるよりは（笑）
投稿者 かめむしこ : 2004年06月19日 10:25
ミターン さん、いらっしゃいませ(^-^)。
>「粋」なんですよね、あらゆるシーンが。
ほんとですね〜。日本人じゃ、どう頑張っても あんな風にはなれないですよね。
あ、でも、いつも「いい年のとりかた」をしたいとは、思っていますが……。
> ジャック・ニコルソンが口開けて驚く表情の時なんて、
私も、あんぐりでございました（爆）。実際、タートル着てるシーンとの落差が凄かったですよね。
ダイアン・キートンとキアヌ・リーブスの組み合わせも、すっごくお似合いに見えました。スタイルも良いし。
> 思い出すとなんだかとっても幸せになれちゃうような
はい。私も、こういう映画、たくさん観たいです。
あ、コメディーでは無いんですけど、「天国の本屋〜恋火」のラストも幸せになれそうな感じでしたよ♪。
流石に、ジャンルも規模も役者も違うので、比べるのはちょっと無理があり過ぎますけど、ね。
投稿者 ココの管理人 : 2004年06月20日 02:18
かめむしこ さん、こんばんは。
>「反対意見の人たちが少しづつ合意していく」っていう意味らしい
なるほど。ご教授ありがとうございますm(_ _)m。
>「恋愛適齢期」って、逆説的で、上手な邦題だと思います。
そうですね。映画の「内容」から考えて、私も観た後だから、ほんとうまく捻ったなぁ、って思っています。
でも、例えば何年後かにレンタルビデオ店の棚でこの映画をまだ観てない十代の若者が「恋愛適齢期」っていう「背タイトル」を見かけた場合、この上手な「逆説」まで瞬時に理解できるかな？、なんて余計な心配をしちゃった訳です。
実際には、それでも借りてみた彼（or 彼女）は、きっと幸せになれると思うんですけど。
>「恋愛小説家」と、関連づけたかったのもあるんでしょうが、
でしょう〜！！この連想も「二番煎じ」にとられないか心配だったり。（←老婆心）
> 安易に「サムシング・ガッタ・ギブ」とかつけるよりは（笑）
これには激しく同感ですね(^-^)。
という事は、私にも妙案がある訳じゃないので、今のままが良いって事か！（滝汗）
投稿者 ココの管理人 : 2004年06月20日 02:19
＞何年後かにレンタルビデオ店の棚でこの映画をまだ観てない十代の若者が「恋愛適齢期」っていう「背タイトル」を見かけた場合、この上手な「逆説」まで瞬時に理解できるかな？、なんて余計な心配をしちゃった訳です。
確かに、ムリでしょうね（笑）
「恋は待ってくれない」（爆）とか、こういうダサ軽いほうが、いいですよね。
＞実際には、それでも借りてみた彼（or 彼女）は、きっと幸せになれると思うんですけど。
どうですかね〜。十代の若者がこの恋愛を理解できるでしょうかね〜。ニコルソンの太りっぷりとか、キートンのシワシワっぷりという、愛すべき所を、ひかないで、愛すべき所として観れるでしょうかね？？？
＞この連想も「二番煎じ」にとられないか心配だったり。（←老婆心）
ほんとですよねえ。日本の配給元は違うのにねえ。まあ、「恋愛脚本家」にしなかっただけいいでしょう（笑）。
投稿者 かめむしこ : 2004年06月21日 00:28
こんばんわ〜。
＞「天国の本屋〜恋火」
おぉ。知らないです。さっそくチェキってみます〜。(^O^)幸せ映画いっぱい観たいです☆
投稿者 ミターン : 2004年06月21日 01:03
かめむしこ さん、どうも。
> 十代の若者がこの恋愛を理解できるでしょうかね〜。
あぁ、そうですよね。確かに、「ニコルソンの太りっぷりとか、キートンのシワシワっぷり」で引いちゃう若者には「無理」ですね。
まぁ、そういう方は、パッケージ写真を見た段階で借りないでしょうけど（爆）。
> まあ、「恋愛脚本家」にしなかっただけいいでしょう（笑）。
ハハハ！、まったくその通りです！！
投稿者 ココの管理人 : 2004年06月22日 16:53
ミターン さん、こんばんは。
> おぉ。知らないです。さっそくチェキってみます
はい。ありがとうございます。あ、でも、「幸せ映画」って言われると、ちょっと違いますが。
ちなみに、私も
http://savabigi.air-nifty.com/beginner/2004/06/post_15.html
と、
http://savabigi.air-nifty.com/beginner/2004/06/post_18.html
で、書いていますので、お時間がありましたら、読んでやってくださいませ。
m(_ _)m
投稿者 ココの管理人 : 2004年06月22日 16:55
こんばんわー。（＾◇＾）
レビューご紹介ありがとうございます。
邦画はアニメ以外は全然観ないので参考になります。
投稿者 ミターン : 2004年06月24日 00:41
ミターン さん、こんばんは。
> 邦画はアニメ以外は全然観ないので参考になります。
そうでしたか。でしたら、ちょっと的はずれなご紹介になっちゃいましたね。
まぁ、無理にお薦めしても意味ないでしょうから、「気が向いたら」ご覧ください、という事で。
(^-^)
投稿者 ココの管理人 : 2004年06月25日 01:03