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2005年03月18日
ビデオ「恋人たちの予感」
またまた、メグ・ライアンもの。（笑）
爆笑シーンもあり、ほろりとさせられるシーンもあり。
そして、結構、考えさせられるシーンもあり、の、作品。
これ、初めて見たのは、確か、地上波の深夜劇場だったように記憶している。
まだまだ若かかりし頃（爆）の私は、「男女間の友情」について、真剣に考えさせられたものだった。
けど、こういうの、ラブコメの王道と言えるかも。全て「予定調和」でも、ね。
ちなみに、メグ・ライアンは、この映画の出演がきっかけとなって、メジャーになったそう。
私が、一回目に見た時は、そんなに印象に残る「顔」じゃなかったのに、今見ると、完全に「メグ・ライアン」だったりする。
当たり前だけど、私にとっては、ちょっと新鮮だ。
【以下、ネタバレあり】
いきなり、一般人（？）の、ご夫婦が、なれそめ話しを始めるので、ちょっとビックリ。
けど、これ、ちゃんと、それぞれの場面毎に、「繋ぎ」の役割をしてるんだ。
みんな、それぞれ、カップルには、「形」の様なものがあるんだねぇ…。
お話は、シカゴ大学で １９７７年から。
そこから、何せ、都合１２年間を演じなきゃいけないわけだから。
サリー・オルブライト（メグ・ライアン）めっちゃ若作りに見える。
どっちかと言うと、ハリー・バーンズ（ビリー・クリスタル）の方が、自然だよね。
「時代を感じさせる為に」女の人は、服と髪型、が目立つけど、男の場合は、洋服の違和感が少ない様な感じだから、その点、得かなぁ。
あ、あと、ハリーは、髪型も「髭」も変化するし、ね。
ただ、唐突に親友の彼氏と１８時間も車で移動するところから始まる、っていう設定には、ちょっと無理があるかも。
そうなった、「いきさつ」の説明が、もうちょっと欲しかった。
でも、まぁ、それ以降の展開に、その「いきさつ」なんて関係無かったから、これでも良いんだけど。
私は男だから、男の気持ちの方が、よく解るなぁ…。
サリーの方は、ちょっとワガママそうな設定。
けど、子どもっぽい感じに、作ってるんだね。あとで変化がわかるもの。
出逢いのパートは、結局、お互いの主張を譲らず、並行線のまま別れるんだ。
その後、飛行機での再会。
結構笑えるシーンだ。メグ・ライアン、この辺りから、いい感じになってくるね。
んでも、結局、この時も、驚く様な進展はない。
この二度目にあった時のエピソードは、その後への繋ぎなんだね。
三度目に会った時、彼の方が、「彼女と友達になれる」って確信してるあたりが興味深い。
大人になったんだねぇ。（笑）
いや、実際には、お互い「失恋」っていう痛手が、共通項になってたから、なんだろうな。
お互いの痛みが理解し合える、っていうの、大きいよね。
一番、うるうるしたのは、ハリーが別れた奥さんと再会した後、動揺を隠せずに、サリーと喧嘩になっちゃうところ。
やっぱ、必要だよ。言い過ぎたあとの、「ゴメン」の言葉。
あと泣けるのは、やっぱ、サリーの失恋を、彼が慰めに行ったシーンかな。
けど、実際に、二人の距離が縮まり過ぎた直後からの展開が、なんとも微妙だ。
ハリーの方が、より強く罪悪感の様なものにさいまなれている様に見えるし。
サリーの方は、一緒に居て欲しかったのに、ね。
でも、サリーの方から口にするんだ。「あれは間違いだったのよ」って。
ハリーも、（できれば彼女が先にそう言ってくれる事を望んでいたから）あっさり同意してしまう。
彼女の方は、本心じゃなかった様に見えたんだけど…。
何か、やっぱ、女の人の方が、「したたか」に見えるのは、私だけ？（爆） いや、「潔い」って事なんだろ〜ね！
けど、その後、見事に、こじれるよね。わかるなぁ、この感じ。
う〜ん、どうなるんだろー？、なんてハマってしまう辺りだ。結末は見えていても、ね。
やっぱ、ここの修復の過程も、ポイントだろーなぁ。
二度目の「大晦日」シーン。サリーはパーティー、ハリーは独り。うう〜、切ないぞ。
早く、早くなんとかしろよ〜、なんて、本気で応援してしまうよ。
ラストは、ちゃんと、二人の「その後」をさりげなく繋げてあって、なるほど、なんだな、これ。
意外な冒頭シーンからの「繋ぎ」がちゃんと活かされてるね。
実は、一回目に観た時ほどの感動はなかったんだけど、今観ても、優しい気持ちになれる感じの、いい映画だったよなぁ。
投稿者 savabigi : 2005年03月18日 23:27 | [ 映画・テレビ ]
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