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2005年02月16日
映画「オペラ座の怪人」
えと、豪華絢爛です。
衣装や、舞台装置なんかも、大画面で観る意味はあるよ。
ただ、私は、どちらかと言うとストーリーで観るタイプみたいで、この映画はイマイチだったなぁ…。
子守歌なみの優しげな曲に、何カ所か記憶がとんじゃったし。（つまり、寝てました。）
ホンダの高級車のＣＭにも使われている、誰もが耳にした事がある、あの曲はやっぱ印象的。
色んなアレンジで、何度も流れるし。
但し、映画館では、音に限界があるのかも、ね。
その意味では、「生」はどうなんだろう？、と思うけれど、同じミージカル系の中では、「映画」としてのまとまりでは、シカゴの方が楽しめたなぁ。（これ、オペラじゃないでしょう？、よく解んないけど…。）
【以下、ネタバレあり】
ファントム（ ジェラルド・バトラー）はカッコ良いよね。
マスクを取られても、そんなに化け物みたいじゃなかったもの。
随分屈折した感じはあるけど、ラストシーンのバラを見ても、ちゃんと愛してたんだよ。
一方、クリスティーヌ（エミー・ロッサム）は、何か見せかけの女の人、って感じ。
顔も声も綺麗だけど、それだけ。
私としては、惚れる要素が、ほとんど無いから、寝ちゃったんだろ〜なぁ。
だいたい、この人が「ハッキリ」した意志を持っていたら、もう少し、マトモな映画になったかも。
確かに、二人の間で心が「揺れ動く」って事は、あるのかも知れないけど、ただ「流されてる」ようにしか見えないんじゃダメでしょ。
シャンデリアが落ちてくるシーンはトリハダもんでした。
この時は、しっかり「起きて」ましたけど、実は、未知との遭遇のＵＦＯみたいだなぁ、なんて、ヘナチョコな思考回路の私。
あと、「マスカレード」とかって歌いながら、階段も使って踊る場面なんかも、流石大画面ならでは、って感じで楽しめます。
そうそう、この曲、ラストの手前、「三人の結末」でファントムが、つぶやく様に歌うシーンもあって、ここだけはちょっと切なかったな。
あと、「映画」ならでは、の要素として、カラーとモノクロの使い分けで、過去と現在を行き来するような構成は、悪くないとは思うけれど、映画の「内容」が薄いから、結果的には「それなりに」って感じでしょ。
友人曰く、「予告編やＣＭで見せ過ぎなのかも」。
ということで、「芸術」ふうの「画面」を楽しめる人向けの映画なのかも知れません。
でも、あくまで「ふう」だと思います。辛口。
投稿者 savabigi : 2005年02月16日 00:45 | [ 映画・テレビ ]
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