2005年02月26日
ビデオ「めぐり逢えたら」
私、実は、「ユー・ガット・メール（1998 US）」のDVDを持っていたりします。
その、トム・ハンクスと、メグ・ライアンの組み合わせによる、1993年の作品。
ケーリー・グラントとデボラ・カーによる、往年の名作「めぐり逢い（1957 US）」が全体のモチーフ。
運命的な出逢いを描いた映画。
トム・ハンクスも、随分若く見える頃の作品だ。
大泣きするような映画じゃないけど、じわっと心が温かくなる感じだね。
【 goo 映画のあらすじと解説 】
めぐり逢えたら（あらすじ）- goo 映画
ボルチモアの新聞記者アニー・リード(メグ・ライアン)は、カーラジオで偶然聞いた番組に心ひかれた。
それはリスナー参加のトーク生番組で、シアトルに住む8歳の少年ジョナー・ボールドウィン(ロス・マリンジャー)が「落ち込んでるパパに新しい奥さんを」といじらしいまでに切々と訴えていた。
（ネタばれしてるので、以下省略）
めぐり逢えたら（解説）- goo 映画
目前の幸せに迷うキャリアウーマンと、愛する妻に先立たれたシングルファーザーの運命的な恋を描いた、ハートフルな恋愛ドラマ。
監督・脚本は「恋人たちの予感」などで脚本家として活躍し、「ディス・イズ・マイライフ」で監督に進出したノーラ・エフロン。
ジェフ・アーチの原案を、アーチとエフロン、「スティング」のデイヴィッド・ウォードが共同で脚色。
【以下、ネタバレあり】
冒頭、シカゴ。お葬式から始まる。
カットが変わって、サム（トム・ハンクス）は、見晴らしの良いオフィスで、精神科を紹介されている。
この辺り、畳みかける様に、スピーディーに、「それまで」の状況が描かれていく。
そして、サムは、シアトルへ。
トム・ハンクス、ほんと若過ぎ。細っ！
一方、アニー（メグ・ライアン）。サムが引っ越してから１年半後の設定。
母が「運命」について語る。「その時感じたの。ひらめき…。」
妻に先立たれた男の孤独。
（サムの息子）ジョナ（ロス・マリンジャー）が電話をかけたラジオ番組に吐露。
ラジオ：「眠れてるの？」
サム：「…」
ジョナ：「全然眠ってないよ。」
サム：「（何故知ってる？）」
ジョナ：「ボクは息子だよ！」
う〜ん、優しい親子、切ない。（セリフは勿論、うろ覚えです。）
「車を降りる彼女に手をさしのべた時『心に響いた。それは運命的なひらめき。』」ラジオから流れるサムの言葉に、アニーのつぶやきが同調する。
偶然、車のラジオを聞いてしまったアニーが、あんなに引き込まれるのは、ちょっと無理があるような気も…。
それよか、ちゃんと運転してくれ〜。（なんて）
ただ、「最初逢った時に、心に響いた。（運命的なヒラメキ）」がテーマみたいなところがあるから、それで良いのか！
ボルチモアのアニーが手紙を書きながら「二人にとって時間も距離も問題じゃなかった」って言うし、ね。
シアトルは一年のうち９ヶ月雨だって！、ほんと？
男のケツの話し。現代の女性と付き合うのは大変だぁ…！（笑）
（子役）ジョナ、いい！
友達んちで観たケーブルTVの話しをするシーン、笑える！「（パパの彼女も）背中かいてくれる？」だって。
（ジョナのガールフレンド）ジェシカが登場するシーンも傑作。何だあのイス？！
亡きママの夢にうなされるシーンは、かなり切ないけど。
このジェシカは、かしこ過ぎ！
あのトシで、オンラインで飛行機チケットが予約出来るって、凄いぞ。
（門前の小僧、習わぬ…、ってゆーけど。）
サムの（一時的）「彼女」ヴィクトリア、笑い過ぎ！（ジョナ曰く「ハイエナみたい」だって！）
綺麗なんだけど、ヘナチョコだから、（サムがこっちにいくはずもなくて）結末が見え見えなのが、ちょっと残念。（もしか予定調和かな？）
ただ、「遠いところに住んでる人はダメ！」とか言いながら、最後には…。なんだよなぁ。
にしても、掃除道具用の戸棚で、電話とラジオを聞いてる女って…。
やっぱ怖いぞ！（爆）
ヴィクトリアを見送るシーンで、アニーに遭遇するのは、ある種、運命だよね。
一方、アニーの方は、彼氏と、「有り得ないわね…」とか言いながら
「１０」「多過ぎる」って、結構「合って」るんだけど。
「うまくいき過ぎ」なのかぁ…。
この辺りビミョウだよ！
屋上で、独り取り残されたジョナ、かわいそ〜。
迎えに来たサムと会えて良かった！（泣）
飛行機の中でさえC.A.には預けなかった リュック（デイバック？）が「決め手」だったよね。
あんなに大事そうに抱えてたのに、パパに会えた瞬間忘れちゃうんだもの！
エンパイアステートが見えるレストランでの別れは、ちょっとだけ切ないね。
サムとヴィクトリアの組み合わせとは違って、こっちは、ある程度うまくいきそうに見えるのに。
「妥協されたくない」っていうのは、男らしいぞ！（きっとこの先、いい女に出逢えるよ。）
アニーに応対するエレベータ係、優しいぞ！
ここでも、ケーリー・グラントが、キーワードだ。
係員：「無駄でしたね、誰も居ません。」
アニー：「ちょっとだけ、いい？」
係員：「いいですよ」
忘れ物は、望遠鏡の「影」で見えないのが、ミソかな。
ラスト。見つめる瞬間のふたり。
セリフが極端に少ないのも、いい感じだった。（往年の名画にインスパイアされた作品ならでは、かもね。）
こんな出逢い、素敵過ぎるよなぁ…。
投稿者 savabigi : 2005年02月26日 21:58 | [ 映画・テレビ ]
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