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2005年03月11日
ビデオ「めぐり逢い」
この記事で書いた「めぐり逢えたら」のモチーフになった作品。
字幕の文字が、今よりちょっとガタガタだけど、いかにも、な「趣」があるね。
ゆったりと美しい音楽も、最近の映画みたいに過激なシーンなんて一切無いのも、ほんと「往年の名作」のあじわい。
これ、好きだなぁ…。
久しぶりに、ビデオで号泣。
【以下、ネタバレあり】
客船での出逢い。忘れたタバコ入れを届ける彼女。オーソドックスだけど、この後の展開はほんと綺麗だね。脚本がいいのかなぁ。
にしても「今に殺されるわよ」だって。（爆）
「満月の夜は、男性の部屋に入るな」とか言いながら、自分の部屋に招くのは良いのか？（笑）
手早くお互いの状況説明なんかもありながら、食事シーンへの繋がりもスムーズだ。
写真を写されそうになるシーンは、ちゃんと伏線になってるけど、開き直りで、ハッピーな方向に持っていく辺りは、後半の切なさとは全然違うトーンだねぇ。
ピンク・シャンペン、「粋」だなぁ…。
途中港で訪ねる祖母ジャヌー、ほんといい味だね。
このあたり、ちょっと時間かけ過ぎ？、なんて思いそうになるけど、彼女に「決心」させる為の、本当に大事なエピソードなんだね。
この３人のシーンがあるから、後々まで、二人の「想い」が引っ張れるんだと思う。
「それぞれ」の半年間。全ては「再会」の為の日々が過ぎる。
約束の日。タクシーから慌てて降りる彼女に、運転手が言う。「結婚が逃げるのか？」
直後に、悲鳴。
病院。露骨な事故シーンなんて一切無くても、これで全部伝わるんだ。
凄い。
そして、待ちわびる彼。雷雨の屋上。全てラストの為の見事な伏線。
結末は、きっとハッピーエンド。とわかっていても。
この後、どうやって二人が再会をはたすのかが、ドキドキものだった。
私にとっては、この辺りの展開が、最大の興味。
子ども達が、歌いはじめる頃から、どんどん切なくなる。
そして、ラストは大泣きしてしまった。
独りの部屋で見てて良かったよ。
号泣。
投稿者 savabigi : 2005年03月11日 23:58 | [ 映画・テレビ ]
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