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2005年03月24日
ビデオ「天使のくれた時間」
ニコラス・ケイジの「ナショナル・〜」が観たいと思いつつ、宿直明けの日では睡魔に勝てそうにもないので、こういう日はビデオのお話。
まぁ、彼の作品の中では、「ザ・ロック」や「フェイス/オフ」なんかも、結構好きなんだけど、今日取り上げるのは、どちらかと言うと私が苦手な「ファンタジー系」の『天使のくれた時間』。
私は映画館で観て、ちょい泣き。先日、ローカル局の深夜劇場で「ながら」で観ても泣き、ビデオで借りても、やっぱり泣けた。
人間は、色々な局面で、「選択」を迫られる事が、結構、あると思う。
例えば、仕事をとるか、家庭をとるか。普通、同列でなんて比べられる訳も無いのに、結果として「大きな選択」になってしまう事も。
そんな、「選択」に迷ったような時には、この作品を観てみるのも、良いかも知れないと思う。
天使のくれた時間 - goo 映画（あらすじ）
マンハッタンで大手金融会社の社長として活躍するやり手ビジネスマンのジャック・キャンベル(ニコラス・ケイジ)は、クリスマスイブの夜、仕事の帰り道に立ち寄ったスーパーで、奇妙な黒人青年キャッシュ(ドン・チードル)から換金できない当たり宝クジ券を買い取るはめになる。
「これから起こることは、あんたが招いたことだ」と謎の言葉を残す青年。
その晩、ジャックはいつものように眠りにつくが、翌朝目覚めると、…
（ネタばれがあるので省略）
【以下、ネタバレあり】
「エターナル・サンシャイン」でもそうだったけど、虚構の中に、「現実」のかけらが一杯詰まっている作品の場合、「あり得ない」設定でも入り込み易いんだね。
この映画で、「天使がくれた」のは、暖かい家庭と平凡な生活。
そのシーンだけを切り取ると「幸せそうな家庭」を普通に描いているわけで、全然違和感も無い。
奥さんのケイト・レイノルズ（ティア・レオーニ）、美しく、強く、優しい。
幼稚園の娘（上の子）も、◎。
「パパじゃ無い」って、するど過ぎ。「○○しないでくれる？」って、超かわいい。テーマは、どちらかと言うとシリアスな映画だと（私は）思うけど、微笑ましいシーンだ。
ジャックが、独りの部屋で、見るビデオ。
昔のパーティー。
ジャック自身が、ケイトに唄う「♪ラララララララララ〜 アイ・ラヴ・ユー〜」
くぅ〜、泣けるシーンだ。
そんな子守りにも慣れ、そのうち、（最初 宇宙人だと言われた）娘から「お帰り、お父さん」と言われた時にも、またまたウルウル。
そして、ジャックが本当に欲しいものに気付いた時、彼は「現実の時間」に引き戻される。
このときのジャックの放心した様な表情が、全てを物語っているとも言える。
ラストの空港シーンも泣かせる。
『コーヒー一杯だけ』の訳は無いと思うけど…。
ケイトは、この後、どういう結論を出すのか？（彼女は、天使に会っていないから、ね。）
でも、映画は、そこまで語らずに、余韻を残して終わる。
観る人それぞれが、「続き」のストーリーを繋げていけば、それで良いということだ。
投稿者 savabigi : 2005年03月24日 21:41 | [ 映画・テレビ ]
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