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2005年03月20日
映画「エターナル・サンシャイン」
くぅ〜、せつない！
でも、連休中日、１９時過ぎ。仕事帰りの私の他には、若〜いカップルが２組。
結局、途中から泣いてたの、私だけだった様な気が…。
思いっ切り、鼻、すすって観たよ、独りだったからね。
「恋の痛みを知る、すべての人へ。」かぁ。
う〜ん、なるほど。
若くて幸せ一杯のカップルには、関係ない世界なのかも。
私にとっては、癒し系の一本。何度か観たいと思うような映画だったな。
エターナル・サンシャイン - goo 映画
恋人同士だったジョエル（ジム・キャリー）とクレメンタイン（ケイト･ウィンスレット）は、バレンタインの直前に別れてしまう。
そんなある日、ジョエルのもとに不思議な手紙が届く。
「クレメンタインはあなたの記憶をすべて消し去りました。今後、彼女の過去について絶対触れないように−」。
自分は仲直りしようと思っていたのに、さっさと記憶を消去してしまった彼女にショックを受けるジョエル。
彼はその手紙を送り付けてきた、ラクーナ医院の門を叩く。自分も彼女との記憶を消去するために…。
【以下、ネタバレあり】
最初、えらいあっさり付き合うんだな〜、コイツら。なんて思ってたら、んな事無かったよ。（笑）
ケイト･ウィンスレット。いい！
ほんと、いいよ。
あんな、トマトみたいな髪でも、イヤミじゃないの、凄いよ。
めっちゃ肩幅が広くても（爆）、今回は、全然気にならないし。
「私を覚えていて。」…泣かせるセリフだ。
ジム・キャリー。私、コメディー系、滅多に観ないからなぁ…。（爆）
でも、何か、ずーっと、押さえて演技してるなぁ、って感じ。
但し、それが、ものすごーく「普通」っぽい。
ってか、居るよ、こんなヤツ！…私かも。（あ、あんなカッコ良く無いか！！（爆））
まぁ、見た目じゃなくて、精神的に、ね。
すっごい弱虫だもの。
けど、この映画、人間の弱さの部分に染みてくる作品だから、これで良し。
キルスティン・ダンスト。「脇役」もなかなか。ただ、やっぱ結構目立つね。
登場して数カットで、「あの人を好きなんだ」って判らせる演技、なかなかだね。
「受付け」やってる時の髪型、カワイイぞ。（笑）
「君を心から愛してる」う〜ん、あんな事があっても、ちゃんと見ててくれる男が居るんだ。
…、けど、あのカセットとか、おまえが配ったんかい！余計な事しやがって、な〜んて思っちゃぁ、いけないぞ。＞私
お話に関しては、フラッシュバックしてきて、終わり、じゃぁ、ないんだね。
もう一段、突っ込みが、ある。
その為に、あの『余計な事』も必要だったんだ。
「記憶を消す」事自体が、「不自然」だったんだから、ね。
そうそう。
「記憶を消す」作業中の技術者（？）たち。
もっとちゃんと仕事してくれよ、なんて、はらはらしながら観てしまったけど、実際、「他人の記憶」なんて全く興味が無い人も多いって事の象徴だったのかも。
逆に、「他人の記憶」を「利用」して誰かを口説こう、なんて考えても、（例え途中までうまくいっても）所詮「なり切る」事なんて出来ない、っていうエピソードも、面白いなぁ。
ラスト。ジョエルとクレメンタイン。「オーケィー」、「オーケィー」…
なるほどなぁ。
人って、何か、「繰り返す」生き物なのかも、と思わせられるよ。
何度も喧嘩して、何度も仲直りすりゃ、それでいーじゃん！
けど、その度に、お互いの「痛み」を知って、ね。
記憶を消そう、なんて、バカげているんだよ。
みんな、消したい記憶の一つや二つ、持っているはずなんだけれど。
でも、そうやって、進歩していくんじゃないか？、人間って。
人の痛みだって、解ってくるんだよ、きっと、そうやって…、ね。
【 2005/03/23 追記 】
その後、他の方々のレヴューを読ませて頂いて、「もう一回観に行く。絶対。」と書かれていらっしゃる方を発見。
日々の記録と、コラムみたいなもの:アンリアルの中に見た"リアル"
「石鹸についている髪の毛が許せない」
映画の中で、ケイト・ウィンスレット演じるクレメンタインが、ジム・キャリー演じるジョエルをなじるセリフだ。
夢の中に居るような恋愛をしている人たちには分からない世界かもしれないが、実際はこんなもんだ。
出会った時にはラブラブでも、相手に対する不満は付き合っていくうちに鬱積していくものだし、それが溜まり溜まって爆発し、くだらないことで喧嘩する…恋愛とは、そういうものだと思う。
う〜ん、なるほどなぁ…。
ほんと、虚構の中にも、現実のかけらが一杯つまった作品だったように思います。
という事で、トラックバックさせて頂くことにしますね。(^-^)
投稿者 savabigi : 2005年03月20日 23:40 | [ 映画・テレビ ]
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コメント
こんにちは。
『日々の記録と、コラムみたいなもの』を書いております、moco fleeksです。
いきなり自分のBlogが紹介されていて、こっぱずかしいですが…ありがとうございます。光栄です。
『エターナル…』は、ホントに大好きな作品です。
もう一度観れば、もっと好きになりそう。
上映中、何度か通ってしまうかもしれません。
投稿者 moco fleeks : 2005年03月23日 12:32
はじめまして。moco fleeksさん。
moco fleeks_san> いきなり自分のBlogが紹介されていて、こっぱずかしいですが…
あ、「いきなり」でしたかねぇ？
私の方は、時々拝見させて頂いていたんですよ。（Read Only でしたが。）
それから、私、以前から、
http://savabigi.x0.com/blog/archives/2004/06/post_105.html
こんな感じなので、トラックバックする場合には、大概、引用させて頂いてから、と考えております。
moco fleeks_san> 上映中、何度か通ってしまうかもしれません。
私も、たぶん何度か観てしまうかも知れません。(^-^)
moco fleeksさんは、パンフレットも買われたようですね。
それに、そちらでは、映画関連のエントリーが膨大ですし。
私も、ボチボチ書いておりますので、今後とも宜しくお願いします。
投稿者 ココの管理人 : 2005年03月24日 11:52
この木曜にやっと観ました。
泣いてきました。
語る資格はないかも〜。と言いつつ書きます(笑)。
相当な寝不足で行ったので、ついウトウトしまして・・・３分の１（中盤）くらい寝てしまいました。(-_-)zzz
だけど、全部起きて観ていたとしても、同じように泣いたし、同じように感じたと思うストーリーの強さが（後半は）あったと思いました。
「今、隣にいるあなたを大切にしたい」というようなことを感じさせてくれるステキな恋の物語でしたね。
寝てしまったのは、仕掛け的な演出手法が好きなタイプではなかったからかもしれません。m(__)m 正直、他の演出でこの映画を観れたらいいな、というか、小説で読みたいと思ってしまいました。
実は、２本立てで観たのです。
もう１本が、とてつもなくよい映画で、その分、タイミングが悪かったかもしれません。好きという好みを超えて悪いところがひとつもないような気がしちゃったんです。
「モーターサイクル・ダイアリーズ」
★５点満点で★６つです。(^_^;)
もうDVDも出てるようです。おすすめします。(^_^;)
投稿者 kuu : 2005年07月02日 00:10
kuu さん、こんにちは。
＞ 隣にいるあなたを大切にしたい
ですね。
しかも、色々傷付け合ったりしても、相手の痛みを知って反省したりしながら、越えていく、っていう事が大事だと考えさせられました。
＞ 仕掛け的な演出手法が…
ここは、好みの分かれる処かも知れませんね。あと、ジム・キャリーのオーバーな演技も（笑）。
「モーターサイクル・ダイアリーズ」は、なかなか良さげなロードムービーっぽいですね。
そのうち観てみます。情報ありがとうございました。
ロードムービーと言えば、私が今年観た中では、「サイドウェイ」
http://savabigi.x0.com/blog/archives/2005/03/post_166.html
が好きです。年齢的にも、近いからかも知れませんが。
こちらは、『政治』的な事などは、一切ありませんけれども。
投稿者 ココの管理人 : 2005年07月03日 12:18