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2005年03月31日
映画「サイドウェイ」
「中年」に万歳！！
「ダメ男」に乾杯！！
ちょっと小粒だけど、人生の機微を、うまく切り取った映画。
軽めのコメディータッチで、笑えて、ちょっとだけホロリとさせる。
どちらかと言うと、「大人」向けだよね。
映画の為だけに、新居浜まで約２時間。松山に住む私にとっては、ちょっとした贅沢だ。
【 goo 映画の紹介文 】
サイドウェイ - goo 映画
国語教師のマイルスは、脱稿した小説の出版をめぐり、編集部からの返事を待っている。
1週間後に友人のジャックが結婚することもあり、2人は前祝いにワイン旅行へ出かけることに。
マイルスは相当のワイン通だが、ジャックの目的は独身最後にハメをはずすこと。
前妻との離婚を引きずるマイルスに、ウェイトレスのマヤを誘うようけしかけ、自分はワイナリーで働くステファニーを口説き落とす。
マイルスとマヤも惹かれあっていくのだが…。
【以下、ネタバレあり】
まぁ、みんな弱点があるからねぇ…。
「男」という生き物のダメな所の数々を、「極端」な２人組にうまく表現させてるんだと思った。
逆に、人生全然怖い物無し、なんて人が観ても、ダメかも知れない。
だから、たぶん「大人」向けなんだと思う。
私なんかは、マイルスの気持ちが、痛いぐらい解っちゃって、結構癒されたり。（苦笑）
女の人が、こんな男たちを、どれぐらい愛せるのか、は、男の私にはかなり疑問だけど。
「サイフ奪還」シーンは爆笑だった。マイルスよくやったぞ！
あと、車を壊すところなんかも、男の友情だねぇ。（なんて）
こんな飄々とした映画だけど、一番しみじみとしたシーンは、マイルスとマヤの会話シーンかな。
「（ピークを迎えた後）ゆっくりと下り坂に向かうけど、それもまたいいものよ」みたいなセリフ。
い〜なぁ…。（憧れ）
そうそう、ワインの事なんて、全然知らない私でも、結構面白かったし、ワインが飲みたい気分になったりしたから、「ワイン通」の人が観ると、余計楽しめるのかも。
６１年物の高そうなワイン、あんな飲み方しちゃうなんて、勿体ないかも。
まぁ、元カミサンの○○、が、それほどショックだった、って事だろうけど…。
あのワイン持って、マヤの所へ行ってみれば良かったのに、なんて。（でも、そのタイミングだと、「結末」が違っちゃうかも知れないから、独りで「耐える時」も必要なんだろうね。）
ラストが、スパっと切られた感じで終わるのも、爽やかだよ。
皆まで言うな、ということだ。
投稿者 savabigi : 2005年03月31日 02:03 | [ 映画・テレビ ]
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