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2005年04月14日
ビデオ「八月のクリスマス」
静かな静かな作品。
確かに、それまでの韓国の映画とは、ちょっと違うかも。
セリフも少ないし。
ハン・ソッキュの笑顔、印象的だ。
八月のクリスマス - goo 映画（あらすじ）
ソウルで写真店を経営する青年は、ある日、店にやってきた若い女性と知り合う。
毎日店を訪ねてくる彼女と他愛ないおしゃべりをしているうちに、それがかけがえのない時間になっていく。素直で飾らない彼女と、それをやさしく見つめる青年。
しかし、互いの胸のうちを明かせないまま、別れのときは確実に近付いてきていた…。
【以下、ネタバレあり】
写真店を経営する青年ジョンウォン（ハン・ソッキュ）が、写真の現像がきっかけで、若い女性タリム（シム・ウナ）と知り合ってから、ある形で別れるまでが、静かに、淡々と描かれている。
ハン・ソッキュ、限りなく優しい。そのぶん、「苦痛」がよく解らないから、幕切れが余計切なくなる。
一度だけ見せる、父への苛立ち。泣かせるね。
でも、後で冷静になって、「説明書」を作る姿。泣けるよ。
ある日、タリムが、彼に、「何故、私を見ると、いつも笑うの？」。
ジョンウォンは、答えない。けど、ニコニコしている。
何度も映される、彼の「笑顔」、ほんと印象的だ。
多くを語らなくても、二人の気持ちは、充分に伝わってくるね。
タリムが、何度も、店の前で待つ姿。泣かせるよ。ジョンウォン、妹にでも言って、「居場所」の張り紙でも出しておけば良かったのに。
タリムには、彼が消えてしまった「理由」、解っただろうか？（泣）
ここが一番、切ないところだ。
ラスト、再び彼の店を訪れた彼女が見つける一枚の写真。彼女の固かった表情が、静かに微笑みに変わる。
きっと、彼女は、新しい道を、確実に歩いて行くことが出来るんだね。
「理由」を知らない方が、いい時もあるのかも知れない。
私から見ると、せつな過ぎる終わり方なんだけれど。
投稿者 savabigi : 2005年04月14日 14:18 | [ 映画・テレビ ]
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