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2005年04月17日
映画「コーラス」
何と言っても美しい歌声が話題なんだけど、「心をつかむ」事が大切だという教師と生徒たちのお話。
どちらかと言うと、淡々としているから泣き所は微妙かも。
でも、私は、流石にラストでは、号泣しそうになって嗚咽を堪えてたけど。（汗）
実は、見終わった後、「イラク問題」でブッシュ政権に反対し続けたフランスの強さを思った。
「体罰」だけでは何も変わらない。
【 goo 映画の紹介文 】
コーラス - goo 映画
世界的指揮者のピエールは、母親の葬儀のために帰郷する。そんな彼に、古い友人のペピノが一冊の日記を手渡した…。
時は、1949年のフランス。問題児が集まる寄宿舎へ、新しい音楽教師マチューが赴任した。子供たちの酷いイタズラに迎えられたマチューだが、何よりも、体罰で規律を保とうとする校長に疑問を持つ。
子供たちの心を開くため、合唱団を結成したマチューは、学校一の問題児、ピエールの美声に驚嘆する。
やがて子供たちは、歌を通じて純粋な心を取り戻していくのだが…。
【以下、ネタバレあり】
着任した当日夜の彼の独白。実は、教師だって怖いんだ。人間だもの。
でも彼は、少なくとも生徒の前では毅然としている。素晴らしい。
そして、常に「生徒の側」に立っているんだ。
「信念」こそが、彼の全て。
校長さえも変わったように思えた、っていうナレーションもあったのに。
しかも、観ている私にも、途中、そう思えた時もあったのに、…。
実は、この映画では、全てが善人ばかりでは無い。
きれい事や、絵空事では無い、ある種「現実」をそのまま描いている感じ。
その為に、映画は、淡々としている。
そんなにいい事ばかりじゃないんだ。だから火事だって起きるし。
「失恋」だってある。
でも、そのぶん、信念を持って、自分に出来る限りの事をしようとする教師の姿に心を打たれる。
そして、本当に、どんどん美しくなっていく子ども達の歌声も、素晴らしく感動的。
こんな、淡々と、しかし、徐々に響いてくる感動は、ある種「罰」の様な形で、「おあずけ」になっていた「ソロ」を彼に唄わせる処でピークになる。
すねていた彼が、すっとポケットから手を出して姿勢を正し、指揮に応える。教師は勿論、無言なんだけど、ね。
ここから後は、涙が止まらなかったよ。
「校長」に「決別」するシーンも、紙飛行機のシーンも、ね。
そして何と言っても、ラストの「バス」。
「心が通じた」の、「土曜日」だったんだねぇ。
ほんと、号泣しそうになって、危なかった…。
投稿者 savabigi : 2005年04月17日 04:49 | [ 映画・テレビ ]
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