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2005年06月05日
ビデオ「許されざる者」
実は、私の先日の拙稿 に、Carolita さん からトラックバックを頂いておりました。
このCarolita さんのエントリー では、クリント・イーストウッドについて詳しく書かれており、その中で気になった映画です。
「ミスティック・リバー」と「ミリオンダラー・ベイビー」だけではなかったのですね、アカデミーがらみ。しかも、モーガン・フリーマンとのコンビだし。
私は、「ダーティハリー３」をリアルタイムで観た記憶があったりしますが、逆に映画を全然観て無い時期もあったりするので、関連作品を紹介してくださっているとありがたいのです。
あ、それから、トラックバックに関しては、以前自分で書いた記事 の手前「単純トラックバック返し」はなるべくしない様にしています。
なので、この記事も、ちょっとどうしようかなと悩むのですが、一応先日の記事と合わせ技（大袈裟）って事で、Carolita さん にトラックバックしておきましょう。
ある意味（哀しい）悪役、賞金稼ぎのお話。
私としては、イマイチ入り込めなかった。
主人公の心情なんかは、よく解るんだけど。
【 goo 映画の紹介文 】
許されざる者 - goo 映画（あらすじ）
1880年、ワイオミング。列車強盗や殺人で悪名を轟かせていたウィリアム・マニー(クリント・イーストウッド)は、今では銃を捨て2人の子供と農場を営みながら密かに暮らしていた。
しかし家畜や作物は順調に育たす、3年前に妻にも先立たれ苦しい生活だった。
そんなマニーのもとにスコフィールド・キッド(ジェームス・ウールヴェット)という若いガンマンが訪ねてくる。
彼は娼婦フィッツジェラルド(アンナ・トムソン)に重傷を負わせた2人のカウボーイを倒して、一千ドルの賞金を得ようとして考えていた。
（以下 ネタばれ があるので省略）
【以下、ネタばれ あり】
イーストウッド、かなり「枯れた」感じを醸し出してるねぇ。
あの、ブタに引きずられるシーンや、馬に跨るのもおぼつかない辺りなんかも。
大丈夫なんかい？、って思ってしまう。
けど、だからこそ、最後の大仕事に賭けなきゃならなかったんだろうなぁ。やっぱ子ども達の為、っていうのは、大きいよ。
しかも、殺しに行く相手は、女を傷つけるような悪党なんだから、正当性もあるってもんだ。
実際、タダで抱くのなら君にするけど…、なんて、娼婦フィッツジェラルドとの束の間心安らぐシーン辺りを見ても、彼自身は根っからの悪役では無く、どちらかと言うと人情派だったりする。
けど、ネッドを誘いに行った時に、彼から、「カミサンが生きていたら、行かなかっただろう？」なんて言い当てられる場面、せつないよね。
それから、ネッド(モーガン・フリーマン)の顛末を聞かされた時に、それまで頑なに酒を断ってきた彼が、あっさり酒を口にするのも、さりげないけど、重い場面だった。
それにしても、何故彼を誘いに来たキッドは、賞金稼ぎをしようと思い立ったのだろう？
慣れてる訳でもないのに。
そして、保安官のリトル・ビル(ジーン・ハックマン)は、どうしてあんなに暴力的だったのか。
一応、「銃を町に持ち込ませない」という大義名分はあるにしても、あそこまで圧制的だと、誰もついてこなくなるのでは？
まぁ、最後には、実際その辺りが命取りっぽい結末になったけど、途中までは、町の人々も諦めてたよね。
しかも、実際には、このビルの銃のウデは披露されてないから、ほんとのところは強いのかは微妙かも。
殺し屋のイングリッシュ・ボブ（リチャード・ハリス）とやり合うシーンで、ちょっとでも（銃のウデが）見られたら面白かったのに。
あと、どうしてネッドは、独りで帰ろうとしたのか？
撃てなかった理由は？目のせい？それとも精神的なもの？
「元はインディアンだ」とか言ってたネッドの奥さんは、その後どうしたのかな？
二人を見送る彼女の恨むような表情が、かなり印象的だったからなぁ。
それから、ラスト、ナレーションの内容は解ったけど、映像的にはどうなんだろう？
洗濯物を干していたのは、亡くなった奥さんの親だったの？
とまぁ、疑問点も多い上に、やっぱ、いくら悪党でもあんなに簡単に（？）ぶっ殺していいって事ではないだろう、という辺りが入り込めなかった理由かなぁ。（特に酒場の店主なんかは、ビルに逆らえなかっただけでは？、なんて解釈はあり得ないのかな？）
つまり、キッドにしても、ネッドにしても、「人を殺す」事の重みを表現したかったのなら、もうちょっとその辺りの「苦悩」をハッキリとわかりやすく描いて欲しかったのだけど…。
（単に、私の理解力が足りないだけ、とも言うかも。苦笑）
投稿者 savabigi : 2005年06月05日 16:23 | [ 映画・テレビ ]
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コメント
savabigiさん、こんばんは！
クリント・イーストウッドつながりでT/Bありがとうございました。記事にリンクまで頂いて、ホントに恐縮です！ こちらこそ、「ミリオン・・・」だけにとどまらず、同監督の他の作品を見直すきっかけに、少しお役に立てた気がしてとても嬉しいのです。
本当は「許されざる者」についてコメントを入れたかったのですが、シーンごとに丁寧に感想を書かれているのを拝見し、私の１０年以上前の記憶で(正直、うる覚えな部分も多いので・・・)コメントするのは失礼かと思い、また見直してからコメント入れさせて頂くことにしました。
たくさんの疑問をお持ちなのですね？
私も観返してみて、少しでも解明できたらご報告しますね！
それから、“T/B”についても興味深く読ませて頂きました。私も実は迷うことが度々あったので参考になりました。
savabigiさんがして下さったT/Bがキッカケとなって、たくさんの方が「許されざる者」を観ることになったらステキですね！ これからも改めてよろしくお願いします♪
投稿者 Carolita : 2005年06月05日 20:06
Carolita さん、こんばんは。
早速のコメント、ありがとうございます。
えと、疑問点に関しては、一応自分なりのアバウトな考えはあるのです。
つまり、特に Carolita さんに対して質問、という意味合いではありませんので、お気遣いのない様、お願いしますね。
（勿論、教えてくださる事がありましたら、それはそれで嬉しく読ませて頂きます。）
あと、トラックバックに関しては、私自身、最近はそんなに複雑に考えなくてもいいかな、っていう方向に変わりつつあります。
特に、「感想文」の場合、十人十色なのが当然だし、そこから「議論」になる必要もないですし。
ただ、何人かの方がやっていらっしゃる様に、本文の最後に「○○さんにトラックバックします」っていうリンクはあった方が（相互リンクが完了するので）良いのかな、とは思いますが。
参考ページとしては
http://blog.goo.ne.jp/tantan1010/e/ec8b9fa4bc859bef9ea4f77152af5027
の、じゃすみん さんの所とか、
http://shonan.or.tv/karen/archives/000321.html
の、かれん さんの所とか、でしょうか。
投稿者 ココの管理人 : 2005年06月06日 20:57